こんにちは、くるぶしです。
現在、イギリスのロンドンにてYMSビザで滞在中です。
イギリスのYMSビザだと2年間滞在できますが、その間に体調を崩すことも少なくないはず。
そんな体調を崩した時に行くのがGPというところになります。
今回は、GPの登録方法などについて解説していきます。
目次
GPとは?イギリスの医療事情

まず、GPとは、General Practitionerといい地域のかかりつけ病院・診療所のことを言います。
日本だと例えば、目に違和感があるだと眼科
風邪や熱があるだと内科
と言うふうに症状に合わせて病院に行くと思います。
しかし、イギリスではまずGPというところに行きます。
かかりつけ病院・診療所と言われると、幼少期から通っているようなイメージですが、「総合的な診療所」とイメージしてもらうとわかりやすいです。
なので、体調不良などがあればまずはGPに行き診察してもらいます。
そして、もしGPで対応できなような症状な状態であれば、病院へ行くという流れになります。
日本人の方はYMSビザの申請時にNHSという保険代を払っているので2年間の診察代はタダです。
女性の場合だと、生理不順で体調が不調という方もピルなどを処方してくれる(しかも無料)なので、利用しない手はないですね。
高い保険料を払っているので、ちょっとでも体調が悪いならGPに行くのがおすすめです。
ちなみにNHSの保険料は2年間分をすでに支払っていますが、イギリスで働いていると給料からさらに引かれます笑
なんで?ってなりますが、財政難が原因だそう
いや、そこ俺らに払わせるの?とちょっと文句言いたくなります。
GPの登録方法について

GPの登録方法について解説します。
ちなみにGPに登録していないとイギリスのコロナウイルスのワクチンも摂取できないので早めに登録しておきましょう。
登録はNHSの番号をもらえるまでになります。
手順としては
①最寄りのGPに電話 ②GPにて問診票をもらい記載 ③問診票と住所を証明できるもの、IDをGPにて提出 ④NHS番号が自宅に届く ⑤登録したGPとNHSの番号をアプリで紐付けする |
というような流れになります。
ただ、これは僕がGPに登録した際の流れになりますが、必ずしも全てのGPに当てはまるわけではありません。
例えば、僕の最寄りのGPは電話対応しかしておらず、オンラインでの予約や登録というのはしていませんでした。
しかもコロナ禍ということもあるので、気軽に立ち寄りにくいですしね
なので、ひとまず電話してみました。
GPへの電話
上記のサイトにて自宅の郵便番号を入力します。
すると、最寄りのGPが複数出てくるので、通いやすいところを選択します。
選択後はGPの情報(住所や連絡先など)が出てくるので、HPなどをみてどのように登録したらいいかを確認しましょう。
分からなければ、電話した方が早いです。
ちなみに、GPを選ぶ際ですが、単純に家の近所を選ばない方が良いこともあります。
というのも実際にGPに行くと「ここが病院でいいのか?」というような衛生的にNGそうなところもあるし、「ユダヤ系しか対応してない」と人種差別では?というようなところもあります。
もし、自分以外の住人が家にいるなら、どこのGPに登録しているのかなど聞いた方が良いです。
そして、GPに電話しましょう。
電話した際に
・GPに登録したい旨
・どのように登録したら良いか
を伝えましょう。
僕の場合は、まずGPに来て問診票を取りに来いとのことでした。
登録時はロックダウンで問診票の印刷すらできない状況だった(図書館とかなら無料ですが、お店でやると高い)ので、用意してくれるのは助かりました。
問診票の記入方法
問診票は結構、各項目がありましたが、基本的には
・身長や体重などの情報
・過去の病歴やアレルギーについて
・住所などの個人情報
についてでした。
分からないところは飛ばしてOKです。
僕はいくつか空白の状態で提出しましたが、特に何も言われませんでした。
医療英語って難しいですしね
NHSナンバー取得にかかる日数
僕は、GPに問診票と住所の証明などを提出してからNHSのナンバーが自宅に届くまで約3週間くらいかかりました。
早いと1~2週間で届くらしいですが、こればかりは気長に待つしかないですね。
ちなみにNHSナンバーは012 345 6789というような3桁・3桁・4桁の合計10桁の番号です。
日本の保険証のようなカードが届くわけでもなく、用紙にナンバーが記載されたものが届きます。
ナンバーは大事に保管して、GP訪問時にはすぐにわかるようにしておきましょう。
僕はスマホのメモ機能にメモして残してます。
GPはオンラインでも登録できる?

コロナウイルスの影響もあってか、GPがオンラインで登録できるようになったみたいです。
ただ、オンラインでできるのは問診票の項目部分だけ
僕の場合だとGPに2回行きました(問診票をもらうときと、提出するとき)
これが1回になります(住所の証明の提出)
今後は、そこも変わってくるかもしれませんね。
オンラインでできるかどうかはGPによるので、もしできそうならオンラインでやりましょう。
ちなみに問診票の内容はオンラインでも直接でも全く同じです。
コロナウイルスのワクチン摂取について
イギリスでのコロナウイルスのワクチン接種の登録方法はこちらを参考にしてください
イギリスでコロナウイルスのワクチン接種。予約方法を解説します。
GPに登録したら、ワクチンの接種が可能となります。
GPに登録が完了しないと、残念ながら受けれないので早めに登録完了しましょう。
住民票を残しておくのもあり?
イギリスに渡英する方の多くは海外転出届を出して、住民票を抜いているかと思います。
住民税とか高いですしね。
しかし、住民票を抜くと国民健康保険も加入できなくなってしまいます。
こちらも保険料がかからないので、住民票を抜く以外のメリットはないのでは?
と思えてきますが、抜かないメリットも実はあります。
それはイギリスで歯の治療をする際です。
NHSでの保険料には歯の治療は含まれていません。
そのためもしイギリスで虫歯などになったら自己負担
しかもかなり高額です。
しかし、もし日本の国民健康保険に加入している状態なら、海外治療費が国民健康保険に適用できるので何割か返ってきます。
どれくらい返ってくるかや手続きやその時によって異なってくるので、市役所に相談しましょう。
もしくは全国保険協会のサイトを参考にしてください。
まとめ

以上、GPの登録方法でした。
GPへの電話も緊張しますよね。
ただ、これも英語の勉強だと思いがんばりましょう。
向こうも仕事なのでちゃんと対応してくれるはず
逆にぞんざいな対応するGPはやめといた方がいいかもしれませんしね。
コロナウイルスの影響もあり、登録方法も変わってくる可能性がありますが、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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