ニュージーランドのタックスリターン(Tax Return) 。ワーホリ帰国前にオンラインでのやり方を解説します。

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こんにちは、くるぶしです。

現在、ニュージーランドのオークランドでワーホリ中です。

今回は、タックスリターンについて解説します。

ちなみにタックスリターンは

・ワーホリでNZ滞在中に1ドルでも稼いだ人

が対象となります。

留学ではなくワーキングホリデーでNZに渡航した方、必見です。

ちなみに、

ワーキングホリデーで渡航して、ニュージーランド国内で3月31日(初めて)を迎える以前に日本に帰国する場合は、日本帰国前にタックスリターンをする必要があります。

そうでない人は、必要がありません。

タックスリターンは、自動化されているので、基本的に申請の必要はありません。

しかし、少しお待ちいただいてそれでも返金がない場合は、直接IRDにご確認ください。

ワーキングホリデーが終了し、日本へ帰国する方は最寄りのIRDオフィスに行くか、問い合わせましょう。

IRDのHPはこちら

 

タックスリターン (Tax Return)とは?ワーホリの方は忘れずに行いましょう。

タックスリターンとは日本で言うところの確定申告です。

学生の方だと、まだ縁がないので分かりにくいですよね。

ニュージーランドで働いていると、受け取った給料からいくらか税金が引かれています。

給料明細を見ると「PAYE」と書かれているのが、引かれている税金です。

その引かれた税金の過不足を計算して、払いすぎていた分は戻ってくると言う臨時収入のチャンスです

税金の支払いが不足している場合は、払う必要がありますが、基本的には戻ってくることが多いです。

よっぽど働いていた場合か給料の税金が全く引かれてないなどでないとならないので、安心してやりましょう。

※会社側も基本的には「多めに税金を設定」しています。

 

ニュージーランドの新年度はいつから?tax returnは2回ある?

ニュージーランドは、新年度が日本と同様に4月1日からとなっています。

例えば

2020年4月2日にNZにワーホリで渡航し、2021年3月31日までに仕事を辞めている。

そして、給料の支払いが完了(3月31日までに)していれば、2020年度のタックスリターンのみ行えば大丈夫です。

 

しかし

2020年10月2日にNZにワーホリで渡航し、2021年9月30日に仕事を辞めた場合

2020年度と2021年度の合計2回のタックスリターンを行う必要があります。

 

理由は、新年度の4月1日を超えているからです。

2020年度のタックスリターンは、2020年にできますが、2021年度は2022年に行うようになります。

そのため、働いた期間はきちんと把握しておきましょう。

 

tax returnの対象者は?ワーキングホリデーは全員対象?

ニュージーランド国内で働いて、$1でも給与として受け取った方は、タックスリターンの対象者となります。

しかし、一年間の収入額が$9,880以下であるならば基本タックスリターンの申請をする必要はないそうです。

ただ例外として、$9,880以下の収入でも、IRDより源泉徴収票と申請書IR3が送付されてきた場合は、タックスリターンの申請をしないといけません。

※ただ、僕は$9,880以下の収入でしたが、知らずにやってました笑

実際にやったところ$300ドルほど返ってくるみたいです。

 

Tax Returnはいつまでに?締め切りは?

タックスリターンは、以下の流れで進みます。

3月31日 税金確定

5月以降 IR3のフォーム(タックスリターンの申請書のようなもの)が郵送
      源泉徴収票が送付される

7月7日 この日までにタックスリターンの申請を完了する必要があります。

手続き完了後 払い過ぎた税金が返ってきます

 

簡単な流れは上記の通りなので、いつまでたってもIR3の申請書や源泉徴収票が手元に届かない場合は、IRDに連絡をしましょう。

 

IRDの電話番号 
+64 4978 0779

営業時間
・月〜金 8:00~20:00
・土  9:00~13:00
・日/祝日は定休日

 

IRに電話で問い合わせ。何を聞かれる?準備するものとは

上記のIRDの番号に連絡する場合は、

・IRDナンバー

・自分の電話番号

・住所

を答えれるようにしておきましょう。

電話をすると最初は音声ガイダンスにつながります。

ご自身のIRDナンバーを聞かれるので、口頭でいいましょう。(ダイヤルでの入力はありません)

ゆっくり言えばいいので、ご安心を。

IRDナンバーを言ったあとは、音声ガイダンスがナンバーを復唱して、正しいかどうかを聞いてきます。

正しければ「Yes」と答えましょう。

間違っている場合は「No」と言えば、再度IRDナンバーを聞いてきます。

IRDナンバーの確認が取れたあとは、「どんな用件か」を聞いてきます。

income tax return」と言えばOKです。

タックスリターンと、散々行ってますが、「income tax return」と言いましょう笑

そのあとは、オペレーターに繋がるので、自分の状況を説明しましょう。

状況説明の後に、オペレーターから本人確認のために住所や電話番号や名前など聞かれるので、すぐに答えれるように準備しておきましょう。

または、オペレーターが住所などを読み上げて確認してくる場合もあります。

英語のやりとりになるので、緊張しますが、ゆっくり大きな声でやりとりしましょう。

また、オペレーターの言っている内容が分からなければ、

・ゆっくり話してほしい

・簡単な英語で話してほしい

など伝えれば大丈夫です。

 

3月31日前にニュージーランドから帰国する方

年間の税金が確定する3月31日の前に帰国する人は要注意です。

その方は、

・帰国するまでにIRDに連絡して、タックスリターンを完了する

・銀行口座は閉鎖せずに残しておく

必要があります。

通常であれば、5月以降に書類などをもらって、タックスリターンを行います。

しかし、3月31日までに帰国する方は、IRDに連絡して、「近々帰国するので、タックスリターンを行いたい」と言う旨を伝える必要があります。

IRDに連絡後にご自身のアカウント(My IR)にログインすると、タックスリターンができるようになります。

My IRにログインすると、画面下の方に「income tax」と言う文字があるので、そちらをクリック。

次の画面で「filer・・・」だったかな、すみません。ここはうろ覚えです。

クリックする項目があるので、そちらをクリックすると、タックスリターンのオンライン申請画面に飛びます。

IRDと電話でやりとりをしている時に、「ここをクリックしてね」と教えてくれるので、ご安心を!

分からなければ、聞きましょう。

また銀行口座についてですが、タックスリターンを終えた後もすぐに閉じない方がいい可能性があります。

それは、働いた会社からホリデーペイが振り込まれる可能性があるからです。

僕は辞めた半年後くらいにホリデーペイが振り込まれていました。

普通は、辞めたタイミングで最後の給料に振り込まれるはずですけどね・・・

タックスリターンを終わって、うっかり銀行口座を閉じるのを忘れていたのが幸いしました笑

ちなみに、ホリデーペイに対してタックスリターンをする必要はないらしいです。

心配な人は、念のため銀行口座を残りたり、My IRDで日本の銀行口座を登録しておくと良いでしょう。

 

タックスリターンのオンラインでの申請方法

ここからタックスリターンのオンラインでの申請方法について解説します。

2019年度のものなので、年度によって内容が異なる可能性はあります。

また、僕と同じ項目を選択するのが正しいとは限りませんので、ご注意を

一つずつ項目があるので、ゆっくり確認しながら行いましょう、

最初の画面で「60分くらい時間がかかります」とあるので、時間に余裕のある時に行いましょう、

もし、分からない場合は、IRDに聞きながらやれば大丈夫です。

僕も電話しながらやりました笑

 

Filing requirement

Were you a non-resident of New Zealand for tax purposes?
「あなたは税務上の目的でニュージーランドの非居住者でしたか?」

こちらは、「No」を選択しましょう。

 

BIC code

For information about BIC codes, go to www.businessdescription.co.nz

職業コードを入力する画面です。

ご自身の職業がどれにあたるか、「Find my BIC code」と言うところから確認ができます。

ちなみに僕は飲食店でキッチンの仕事をしていたので、「H451130」と入力しました。

 

Build your return

The information below is what Inland Revenue holds for the period 01-Apr-2019 to 31-Mar-2020
「以下の情報は、内国歳入が2019年4月1日から2020年3月31日までの期間に保持するものです。」

New Zealand income with tax deducted.
「税を差し引いたニュージーランドの所得」
→こちらの項目はおそらく既にチェックが入っているかと思います。

Select the income types that apply.
「適用する収入タイプを選択してください」

こちらはいくつか項目があり、混乱しますよね。

IRDのオペレーターに「ワーキングホリデーの場合はどれが対象なのか、それとも何も選ばなくていいのか」を聞きました。

New Zealand dividends
「ニュージーランドの配当」

にチェックを入れるように言われました。

 

Secondary forms

Select secondary forms that you want to file
「ファイリングするセカンダリフォームを選択します」

こちらも、オペレーターに確認したところ

No secondary forms to submit.
「送信するセカンダリフォームはありません。」

を選択するようにとのことでした。

 

Specific situation

Select any situation that applies
「該当する状況を選択してください」

こちらもオペレーターに確認したところ

You are part year filer due to leaving NZ permanently; you were bankrupted; filing for a deceased person; your balance date changed during the year.
「NZを恒久的に退職するため、あなたはパートイヤーの申告者です。あなたは破産した。故人の申請。年度中に残高が変更されました。」

を選択するように言われました。

多分ワーホリビザできて、NZを離れるからですね。

 

Disclosures

Select disclosures you want to file
「提出する開示を選択してください」

こちらもオペレーターに確認

You have no disclosure to make.
「開示する必要はありません。」

を選択するようにとのことでした。

 

Income

Part year return dates
「パート年の返却日」

日本語訳が意味がわかりませんよね・・・笑

こちらは、

Start date の箇所にNZの入国日を

End dateのところにNZを出発する日を

Situationという箇所は「Departed」を選択

とのことでした。

※仕事を開始した日ではないので、ご注意を。

このページで下の項目は自動計算で入力されているので、上記の三箇所を洗濯したら、次のページに進みましょう。

 

Tax calculation

このページまでたどり着くと、再度自動計算が行われます。

 
しかし、オペレーターに確認したところ、マイナスと言うのは、僕が支払う金額ではなくて、返ってくる金額とのことでした。
 
なので、ご安心を
 
 
Confirmation
I declare that to the best of my knowledge, the information I have given is true and correct.
「入力してきた内容に間違いはありません」
 
という項目にチェックを入れましょう。
 
 

Review

こちらのページでは下記の質問があり、「Yes or No」を選択するようになっています。

Would you like to update your refund bank account?
Would you like to transfer your credit?

銀行振り込みか、小切手にするか?という内容だったと思います(多分)

僕は、この電話の2日後に帰国予定だったので、小切手を受け取ることは到底無理です。

なので、銀行振り込みに「Yes」をつけて、小切手の方は「No」を選択しました。

また、IRDナンバーを取得する際に登録した銀行とは違う銀行に振り込みをしたかったこともあり「Yes」を選択しました。

Would you like to update your refund bank account? → Yes

Would you like to transfer your credit? → No

もし、「銀行の振り込みにしたいけど、情報を変える必要がない」

という人は、どっちも「No」で大丈夫だと思います。

 

Update refund bank account

登録されている銀行の情報の確認画面となります。

もし、銀行の情報を更新する人は、新しい銀行の情報を入力しましょう。

Is this a credit union account?
「これは信用組合口座ですか?」

こちらは「No」を選択

 

Final review

こちらが最終確認画面となります。

入力している内容に間違いがないかのチェック項目があるので、チェックしましょう。

そうすると「Confirmation」という画面になります。

以上で、タックスリターンのオンラインでの申請方法が完了となります。

お疲れ様でした。

 

タックスリターンが支払われるのはいつごろ?

オペレーターにどれくらいで振り込まれるのか確認したところ、

・申請内容の確認に2日ほど

・確認後に振り込まれるまで約2週間程度

とのことでした。

あくまで目安なので、伸びる可能性もあるとのこと。

 

こちらは1週間に一回くらいの目安で銀行口座を確認した方が確実かと思います。

もし1ヶ月くらい経っても振り込まれてない場合は、再度IRDに連絡しましょう。

 

IRDにメールで問い合わせする方法

もし、日本に帰国後に「タックスリターンがいつまで経っても振り込まれない」など問題があった際は、IRDに連絡しましょう。

電話できればいいのですが、海外からのフリーダイヤルは持っていないようです笑

もし、「料金を気にしない」という方は電話しましょう。

「メールで済ませたい」という方は、

①My Irにログイン(ログインはこちら)

②画面の右側の「I want to…」の右の「More」をクリック

③Send a messageという項目をクリック

④「Select an Option」の下の「Income tax」をクリック

⑤「Select Message Category」の項目の「Account」をクリック

⑥「Select Message Type」の「My bill」をクリック

ここまで進むと、メッセージを入力する画面になります。

問い合わせ内容を入力して、返信を気長に待ちましょう。

 

IRDへの電話連絡はお早めに?IRDのオフィスはダウンタウンにはありません

僕のように3月31日までにNZを出るという方は、早めにIRDに連絡しましょう。

僕は、給料の受け取りの関係もあり、帰国する10日前に連絡しました。

しかし、その時はまだ最後の給料日を迎えていなかったので、再度電話するようにとのことでした。

そして、最後の給料日になった日に電話をしたら、次は「働いた会社から書類を送付してもらう必要がある」とか訳のわからないこと言われました。(僕の英語力の問題のせい・・・)

会社に確認するも「そんな対応はしてない」とのこと

最後の給料日の翌日に連絡すると、「My IRにログインしたら、オンラインで申請できるよ」と言われました笑

ちょっとよくわからない流れでしたが、とりあえずオンラインで申請はできたのでよかったです。

僕の状況から推察される注意点です

・IRDには早めに連絡しておこう

・給料日当日ではだめなので、翌日以降に連絡

・IRDのオフィスに行くことも想定して、帰国日を調整する

今回は電話でなんとかなりましたが、人によって対応が違うことや年度によって内容が変わることもあります。

また、IRDのオフィスはオークランドのダウンタウンにありません。

Building 5 Byron Avenue, Takapuna

上記の住所にあります。

タカプナというダウンタウンから北上したところにあるので、割と行きにくいです笑

また平日しかやってないので、給料日が金曜だと月曜まで待たないといけない可能性もあります。

その辺も考慮して、帰国日(何曜日に帰国するか)を決めた方が良いと思います。

 

 

タックスリターンが返ってこない時は

タックスリターンの申請後いつまで経っても返ってこない場合(僕の場合は、問い合わせた時に2週間ほどと言われたけど、3週間経っても返ってきませんでした笑)は、上記で紹介した、メールで問い合わせしましょう。

内容はそんなに深く考えなくて大丈夫です。

 

僕はこんな感じで書きました。

 

Subject: income tax return

Hi,this is 名前.
こんにちは、くるぶしです。

I have a question about income tax return 2019.
2019年度のタックスリターンについての質問です。

I applied it on 18th Jan.
1月18日に申請しました。

But I have not been get refund yet.
でもまだ、払い戻しを受けてません。

How long does it take?
どれくらいかかりますか?

Please let me know.
教えてください

My e-mail address is メールアドレス
連絡先はこちらです。

Best regards
よろしくどうぞ
名前

メールを送信した後、15営業日以内に返信があるとのことでしたが、実際は5日後くらいに下記の返信がありました。

ちなみにIRDの自分のログインページに返信が来てました。

なので、多分メールアドレスの記載とかは不要ですが、僕は念のためやってました。

Thank you for your web message.

Your INC credit refund of タックスリターンの額 was refunded to you via direct credit to your bank account today.
タックスリターンは本日、銀行口座に振り込みました。

Regards

このメールを受けて、すぐに銀行口座を確認しましたが、振り込まれておらず。

多分、銀行側の反映の問題のせいだと思いますが、実際に振り込まれたのを確認できたのは、メールを受けて丸一日経過したくらいでした。

なので、慌てずに1日は待ってみましょう。

2日待っても振り込まれてなかったらもう一度、問い合わせましょう笑

ちなみに、タックスリターンの申請画面で出た金額「−○○ドル」がきちんと振り込まれてました!!!

 

まとめ

以上、ニュージーランドのタックスリターンについてでした。

僕はニュージーランドの前にカナダでワーホリをしていました。

なので、「ニュージーランドのタックスリターンは楽勝だろう」と油断してましたが、てんやわんやしました笑

通常のタックスリターンと違い3月31日までにNZを離れるというのも原因の一つだったと思います。

僕と同じように3月31日までにNZを離れる人やオンラインで申請する人の参考になれば幸いです。

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